データ作成ガイド
完全データ入稿前のチェック項目
完全データ入稿とは、弊社でデザインデータの製作や修正等を行わなくても、 既にお客様でIllustratorやPhotoshopのソフトを使い、製作されたデータを入稿いただくことです。 その入稿データに不備がありますと、再入稿していただくことになります。 その際には弊社からその旨をご連絡させていただきますが、 その分発送予定日や納品日が遅れますので下記に記載してある注意事項を十分ご確認していただいた上で入稿していただきますようお願いしております。
完全データは、「そのまま印刷可能な完成されたデータ」をいいます。 デザイン上の誤字脱字やレイアウト不備等のアドバイスは行いません。印刷可能であれば製作工程に進めさせていただきます。文字のアウトライン化
仕上がりサイズと縮尺の記入(縮尺は1/1、1/10、1/20のいずれかのサイズで縮尺を明記)
画像の解像度は原寸で100~150dpi程度
配置画像はリンク形式(画像データも一緒に入稿)
CMYKモードで作成(RGBでは画面の色と異なった色で出力されます)
①入稿可能なデータは .ai/.eps/.pdfでございます。
②Word、Powerpoint、Excelでのデータからは、印刷できません。
データ作成について
文字のアウトライン化(文字を図形化する)
文字を、パスで構成された図形データに変換することです。*Illustratorの機能です。
文字のアウトライン化をすることで、フォントの情報が破棄され文字が図形化されます。
これにより、作成したデータをフォントがインストールされていない別のPCでデータを開いた際にも、 文字の形が変わってしまう事を防ぐことができます。
「完全データ入稿」はすべてアウトライン化して下さい、 弊社で修正作業の場合は、別途トレース費が必要となる場合があります。
特徴のあるフォントも、文字をアウトライン化せずに入稿しますと、一般書体に置き換わってしまいます。
画像の準備について
画像を配置にもアウトラインが必要です。
Illustratorでアウトライン表示(Ctrl + Y)をご確認ください。画像データは四角形ですが、 アウトラインデータは一文字ずつの輪郭線があります。
画像を縁取りをして図形化することはトレースと言います。 弊社にてトレースする場合は、トレース費が別途必要となります。
カラーモードについて
データのカラーモードはCMYKカラーでご入稿ください。デジタルカメラで撮影した写真やインターネット上の画像の多くはRGBモードになっておりますのでご注意ください。
RGBカラーのデータをご入稿の場合
- RGBカラーをCMYKに変換すると、モニターと印刷後で色に差が生じ、仕上がりがくすむことがあります。
- 電飾シートやPETフィルムでは、バックライト使用時に色が薄くなるのを防ぐため、通常より濃い仕上がりが求められます。
- これらの素材にはインクの二度塗りを行い、より濃く仕上げます。
- RGBデータをCMYKに変換し、二度塗りを行うと、さらに色が濃く見えることがあります。
画像の解像度
画像データの解像度が原寸150dpi程度ある必要があります。
それよりも低い解像度だとモザイク状になってしまいますので、使用できません。
原寸サイズでデータを作成
原稿サイズの上下左右にそれぞれ+10㎜ずつ付け足した状態で作成してください。
例)
- 原稿サイズ(板面寸法):W450×H600mm
- 表示画面サイズ(見え寸):W430×H570mm
作成データ寸法:W470×H620mm
実際に表示が見える部分は「表示画面サイズ」になりますので、文字や必要な情報は「表示画面サイズ」内に収めてください。
※原稿サイズ…実際の板のサイズ。フレームがかぶり見えなくなる部分もあります。
※表示画面サイズ…フレームや成型部分を除いた実際の表示が見える部分のサイズ